
まず シャシダイナモはローラの上に車をのせて道路を走っているかのように運転できる機械です。
今までの殆どのシャシダイナモはローラーの重さによる慣性負荷や電気的な負荷装置による負荷により
負荷を掛けることが可能でした。
それぞれに利点もありましたが 現在の車には対応が難しくなってきています。
つまり 負荷が掛かるだけでは対応できなくなっているのです。
ABS、トラクションコントロール、フルタイムAWD(4WD)などへの対応が出来なかったり
減速時の慣性(惰性)が実際の走行とは大きくかけ離れたり・・などです。
ABS、トラクションコントロールなどに対応できないと運転自体が出来ないことは良くご存じかと思いますが
フルタイムAWD(4WD)の場合はどうでしょうか?
AWD車の場合でも 運転中に前輪、後輪のトルク配分が違う車が増えています。
前輪と後輪で速度が違ってはテストになりません。
前後のローラー負荷を調整して 速度を同じにする必要が有ります。
また、減速時の惰行運転も車ごとに違う慣性重量を再現できなければ
実際の運転と違う結果が出てきても不思議ではありません。
当然ですが チューニングや、燃費テスト、電気自動車やハイブリッド車のテストに必要な
回生試験にも大きな影響が出ます。
MAHAでは 現代の車に対応できるシャシダイナモメーターを用意しています。
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